「ねんきん定期便」と「ねんきん特別便」

平成１９年当時、社会保険庁（現在の日本年金機構）では、３５歳になる方を対象に「ねんきん定期便」を送られる予定にしておりました。

しかし、行方不明の年金記録が５０００万件もあるという、いわゆる「年金記録漏れ問題」が表面化し、社会保険庁のずさんな年金記録の管理が、国会やマスコミなどで取り上げられました。

社会保険庁では、「ねんきん定期便」を一旦中止し、年金問題解決のために用意したのが「ねんきん特別便」です。

この「ねんきん特別便」は、年金記録問題を早期に解消するため、各個人の加入記録が正しいかどうか確認してもらうために、平成１９年１２月より始まり、約１年間かけて１億人に送られました。

（１）平成２０年３月までに届いた人（封筒の色は青）

青い封筒は年金記録に誤りがある（宙に浮いた年金記録が存在する）可能性が高い人に優先的に送られました。

（２）平成２０年４月以降に届いた人（封筒の色は緑）

緑の封筒を受け取った人は、年金記録に誤りがある可能性が低い人です。 とはいえ、結婚をして名字がが変わった方などで記録が抜け落ちているケースが散見されました。